家族で食事することについて

「格差社会が……」なんて嘆くつもりはないんですけど、どうしても、不幸そうで、明らかに薄い生活をしているファミリーを見ると、もう勉強も読書も頭に入らなくなって、無駄な思考が働いてとりあえず死にたくなりますね。結局本質的には自分の人生がその人たちとくらべて豊かかといえばそんなことは分からないし、というより正直目を逸らしたい現実ですが、やっぱりどうしても、疲弊しきって家計簿を切り詰めていて月に数回のファミレスでの外食こそが楽しみでビッグイベント、みたいな仮定を営んでいるパパ&ママ(パパorママ)、そしてそれに育てられる子ども……とか妄想していると、どーしても死にたくなってしまいます。

僕はファミレスで1人きりでいる女の子を見ると哀しくなる。それは多分、1人で何かをすることの本質的な辛さを、僕もかつて身をもって知っているからだと思う。
それはともかく、食事について言うと、家族がみんなで食事を食べるということは大事なことだと、最近、体感的に分かった。
仕事を定時でさっさと切り上げて家に帰ると大体家族の夕食が終わった直後で、僕が1人で食事して、それから順番に(子供はまだ小さいので時には一緒に)風呂に入って、とかしていると、残業ばかりしていて子供が寝てしまってから帰っていた頃よりもずっと家族が好きになっている自分がいる。
たまに家族が待っていてくれて一緒に夕食を食べてくれたりもするのだが、これは実感としてかなり幸せ。飯の美味さが違う。まあ子供が小さいうちだけしかできないことなので、今のうちにちゃんとお互いそういう記憶を持っておかないと、時間がかみ合わなくなったときに頼る縁(よすが)もなくなってしまいそうな気がする。
こういうこと以外に幸せって何があるのか。よく分からないので誰か説明してくれ。
結論として何が言いたいかというと、みんな残業しないでさっさと帰って、充実したファーストライフを過ごそうってことだ。