東京タワー

不覚にも電車の中で泣いた。もう少しで涙をポロポロ流すところだった。時々本を閉じて心を落ち着けなければならなかった。物語の力というやつを甘く見ていた。思い知らされた。

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

そして親孝行しなきゃな、と思った。最近親にいろいろと頼られることがあったのだが、いろんないきさつがあってちょっと邪険にしてしまっていたのだ。こんなことではいかん、と強く思った。
にょーぼに強く薦めておいたのだが、しかし後でふと、この本は地方出身の、しかも男じゃないと泣けないかもしれないな、とも思った。
いちいち内容の説明を始めると陳腐になってしまうので何も言わない。まあともかく、みんな読め。そして泣け。泣く価値はある。人間だから。

追記:2007-03-23

にょーぼは読んだが「泣きはしなかった」らしい。予想通りだが腹立たしいのはなぜだ。