ホームレス中学生

会社の先輩に借りて読んだ。

ホームレス中学生

ホームレス中学生


麒麟・田村の健気さと周りの人々の暖かさににほちょりともらい泣き。ええ話や。
自分の近くにそんな子供たちがいたとき、果たしてこのように優しく手を差し伸べてあげることができるだろうか。胸に手を当てて考えてみるが答えは出ない。きっと当人達も答えとかなんとか偉そうなことではなく、単純に関わり合いになってしまってからどうするのか、という問いに真剣に向き合って出した答えなのだ。だから田村少年にもまっすぐに受け取ってもらえたし、それで彼らは救われたのだと思う。
しかし平成の世の中にそんな貧困があるとは。ていうかお父さん、きっと辛かったんだね。ちょっと分かるような気もする。