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ヘルシンキ滞在初日

仕事でヘルシンキに滞在したのでメモ。

6月15日
早朝の電車で成田へ移動。京成スカイライナー。いまどきはネットで座席予約ができるようになって便利。
日暮里駅の専用改札はスマホでブラウザの画面を見せて通過する仕組み。セッションがすぐ無効になってしまうので直前に表示しないと使えなくて少し面倒。あと乗車券は別に買わないといけない。そこはPASMOで済ませた。

成田空港。今回はJAL利用なので第2ターミナル。カウンターから少し離れたところでパスポートとeチケット控えをリュックから出そうとしてモゾモゾしていたら、研修生の名札をつけた人が案内しに来てくれた。出発口やラウンジの場所を丁寧に案内してくれて、さらにカウンターを離れたあとから追いかけて来て地図までくれた。渡邊さんありがとうございました。

そんなわけでさっさとトランクを預けて身軽になってから、銀行のカウンターで両替。どれだけ現金を用意すればいいかいつも迷うけど、今回は初めての国だったのでドカンと250ユーロ用意した。円安なのでダメージでかい。

でも結果から先に言うと、ヘルシンキはものすごいクレジットカードが浸透していて、ほとんど現金不要だった。バスやトラムのチケットすら、運転手からカードで買える。これはすごい。今回はだいぶ無理して現金を消費した。だって残したら売買の金額差で丸損だから。
ちなみに空港からヘルシンキ中央駅までのバス(運転手から直接買う)や市営交通のチケット自販機もカードが使えるのだが、私のカードが悪いのか読み取れず、使いたいカードが使えなかった。
なのでカードは複数用意するか、奥の手として現金を少し用意したほうがいいと思う。まあこれはどの国でも同じか。

朝食はカツ丼。飛行機が落ちたらこれが最後の食事だなと思い、遺される家族を想って写真も撮った。
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よく考えたら、飛行機が落ちたらスマホもたぶんダメだな。意味なかった。

食事を済ませて再び出発フロアに戻って右を見たらそこに自動化ゲートの登録コーナーがあった。セキュリティチェックを通過してからでないと登録できないと思い込んでいたので助かった。係員の方に聞いたところ、去年の秋頃に設置されたとのこと。
自動化ゲートって何?という人は次回ぜひ登録するといいと思います。日本からの出国と日本への入国の審査待ち時間がゼロになりますよ!指紋登録も待ち時間ゼロでした。事前に申込書も印刷して持っていくともっと早いよ!

到着ロビーへ降りて、予約していたWiFiルーターを借りる。向こうに着くまで電源を入れるな(追加料金が発生する)とのこと。向こうで電源入らなかったらどうすんだ。まあ死にはしないけど、不便だよね…。

セキュリティチェックでベルト外すのを忘れてチャイムが鳴ってしまい不快なボディチェックを受けてラウンジへ。シャンパンを飲んで砂肝食べてすでにほろ酔い気分で搭乗。
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日本航空フィンランド航空のコードシェア便なのだが、10分前に全く同じ路線でフィンランド航空の別便が飛ぶという意味不明の運行でとても紛らわしい。もう少し時間をずらしてもらったほうが、選択肢が増えて利用者からは便利だと思うんだけど。

座席はプレミアムエコノミー。スリッパと耳栓とアイマスクと歯ブラシを配られる。あと顔拭き用のウェットティッシュもあるけどもらわなかった。歯ブラシも結局使わなかったし。
食事は美味しかった。プレミアムエコノミーにしてよかった。プレモル飲めたし。
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酔っ払って照明も落ちて暗くなり、ウトウトしながら「神様はバリにいる」を観た。尾野真千子、顔は好みじゃない(すみません)が、演技は素晴らしい。演技という感じがしない。最近テレビドラマでキムタクとか堺雅人とか観てるから余計にそう感じる。
プレミアムエコノミー最前列の席は端末をシートの手すりから引っ張り出して見る方式で、角度が調節できて便利。あと、目の前が壁だけど距離があって、足を存分に伸ばせたのでよかった。旅行代理店の人に勧められたのだが、この席は本当によかった。ビジネスクラスの箱みたいな席よりいいかもしれない。

ただ、隣に親子連れが乗ってきて、たぶん1歳くらいの子供がずっと落ち着かずにウガウガ言いながら、文字通り転がっていたのが辛かった。親はもっと辛かっただろうけど。代わりばんこに子供の相手をしていたようだった。通路を挟んで隣の俺も辛くなってきたところで映画終わったので、耳栓してアイマスクして寝てごまかした。あのくらいの年の子供は日本語が通じないのでどうしようもない。転がしとくしかない。幸い飛行機は密室なのと、安全対策バッチリなので、転がしといても怪我しない。ほっとくのが一番。

朝食はAirMac。温めた袋入りのハンバーガーを、袋開けてソースや野菜を自分で盛り付けて食べるという趣向。ネタとしては面白い。手が汚れたけど。

ヘルシンキに無事着陸し、本当にカツ丼写真が無駄になったなと思いながら、入国審査まで延々15分くらい歩いて移動。さらに入国審査で、中国系の人々が大量に出荷待ち、しかも一人ずつ書類の不備と言葉が通じなくて引っかかるという最悪な列に並んでしまい、飛行機を降りてから入国までに1時間半くらいかかってしまった。

この待ち時間の間にWiFiルーターの電源を入れてiPhoneを繋ぎ、生存確認の連絡を入れる。3G回線で1日500MB上限、というのを借りているので、まああまり贅沢には使えない感じか。動画は無理っぽい。

他の列がゆるゆると流れて行くのや、EU市民専用の列が空っぽなのや、フィンランド国民向けの自動化ゲートの列がサクサク流れているのを見ながら、前後の人たちとひとしきり愚痴る。…このあと乗り継ぎの飛行機まで時間があまりないのよね…ああいうのは後回しにしたらどうかな?(乾いた笑い)…などなど。中華は書類仕事ちゃんとやれ。あと、入国審査の待ち行列で迷惑かけている間くらい少し黙ったらどうか。迷惑かけてるという自覚がないのが一番腹立つ。とどめに日本人の男性が飛行機のチケットを家族に持たせたままはぐれてしまいパスポートだけで審査に臨むという民度の低い失態をやらかして(もうお前強制送還されとけよ…)係員から真剣にお説教食らってたので、日本も偉そうなことは言えない。たぶん他の国の人たちから見たら俺も含めてアジアで一括りだ。

俺も巻き添えでeチケットと、発音のわからないホテルの名前を書いた紙まで見せて(何日間滞在するの?どこで行くの?ずっとヘルシンキにいるの?ホテルはどこ?)、それでも1分半で通過。まあ許容範囲だと思いたい。

ゲートを出たらコンパクトなターミナルのすぐ外にヘルシンキ中央駅までの直行バス乗り場がある。目の前で係員の女性が満員なので出発します、次のバスは20分後です、とアナウンスする。俺がここで足止め食らうのは中華のせいだ。俺は中華を許さない。
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次のバスが到着し、係員がトランクをホイホイとバスに格納していく。(チケットは中で買うの?ええ、中で買ってください。)チケットを買おうと運転手にクレジットカードを出すが、機械の調子が悪いのか読み取れなかった。(クレジットカード使えるんだけど、ごめんね、機械がダメだなこれ)中華のおかげでこのくらいトラブルでもなんでもない、現金で払う。現金最強。6.3ユーロ。

バスのテレビモニターに無線LANサービスの案内が出ているが、ルーターの調子を試したいのでそのままにしておく。

途中少し渋滞しながら30分くらいでヘルシンキ中央駅に到着。市内交通のチケット自販機で1時間乗り放題のシングルチケットを買おうとするが、ここでもクレジットカードが読み取れない。諦めて現金で買う。2.2ユーロ。運転手から買うと3ユーロとのこと。

中央駅の観光案内所を探すが、目指す建物は閉まっていて、どうも長期のお休みらしい。市電のマップをもらおうと思っていたのだが諦めて、日本で印刷してきた2枚の路線図とマップと「地球の歩き方」に頼ることにする。
結果的には一応これで物足りたのでまあ準備しといてよかった。

ヘルシンキの街中は石畳なので車輪付きのトランクは押しにくい。ヨタヨタと最寄りの路面電車乗り場まで歩く。渋滞が起きるくらいなので交通量は多く、横断歩道で青信号を待って少しずつ進む感じ。
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歩行者信号は赤の間ガッ…ガッ…ガッ…と間欠的にマイクを引っ掻くような音が鳴っている。青信号になるとそれが、ガッガッガッガッガッ、と連続的に鳴り続ける。日本みたいに音楽ではないが、どの信号でもこれなので、分かりやすくはある。

交通は右側通行で、路面電車も右側通行ですれ違う。複線になった線路の両側に同じ路線番号で乗り場があり、乗り場を間違えると逆方向へ走ってしまうことになる。案の定いきなり間違えそうになるが、やってきた路面電車の走る向きが違うことで間違いに気づき、ことなきを得た。

4号線の終点まで20分くらい。多くの人が乗ったり降りたりする。後で分かったのだが4号線は特に乗り降りが多い。市民によく使われている路線らしい。
終点と言っても折り返すのではなく、3つくらいの駅を短い間隔で三角形に旋回しながら向きを変えてまた元の線路へ帰っていく感じ。うっかりすると乗り過ごしてUターンしてしまうかと思ったが、終点ではみんな降りてしまったのと、時間調整のためしばらく停車するので間違えることもなく目的の駅に到着。
駅名は一つ一つ違うが、読み方がわからないので駅名というよりも記号として識別している感じ。lapaなんとか、kajaなんとか、みたいに。
さて降りたのはいいけどホテルはどこかな、見えないな、とキョロキョロしていると、前を歩いていた日本人のカップルが道を教えてくれる。Are you staying in Hilton? then come this way. カップルも宿泊客らしい。
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空港からホテルまで結局3時間くらいかかってしまった。さっさと部屋に荷物を置き、遅刻ギリギリセーフで夕方からのレセプションに出席。知ってる人に挨拶したり、知らない人に話しかけたり、ポツネンとしていると話しかけられたり。英語であまり知る人も少ない会議にポンと放り込まれるのはなかなか辛い体験だ。これでもう4回目になるので、いい加減慣れて友達100人作りたい。会議の仕切り役の人に、プレゼン資料のことでお世話になったのでお礼を言った。
会場には意図的に食べ物が少なく、お腹が空いたねということでホテルのレストランに移動して夕食とさらに飲んで騒いでいる。頭が疲れて彼らが何をしゃべっているのか分からなくなる。時差ぼけで眠い。時差6時間なので、いま朝5時くらいか。23時くらいになってようやく外が暗くなってきたのでお開き。
部屋に戻ってメールチェック。パソコンもWiFiルーターに接続。3G回線なので遅い。ホテルの無線LANも宿泊費に含まれるということで、あす試してみることにする。
部屋にシャワーしかないので明日の朝浴びることにして、持参のパジャマに着替えてベッドに潜り込む。キングベッドだがベッドメイクは3日に1回ということなので半分だけ使う作戦にする。枕が柔らかすぎて、ふたつ重ねてもまだ首が傾く。明日は肩がこるだろうなあ、と思いながら眠りに落ちる。