新海誠

少し前からわりと集中的に、新海誠のアニメを観ていた。といっても以下の2つと、

雲のむこう、約束の場所 [DVD]

雲のむこう、約束の場所 [DVD]


ほしのこえ(サービスプライス版) [DVD]

ほしのこえ(サービスプライス版) [DVD]


「秒速5メートル」の第1話をYoutubeで観て、「彼女と彼女の猫」を特集ページで観ただけだが。というか主な作品はほぼそれだけなわけだが。

変わらない思いがあるはずと信じること

この人はなんというか、star-crossed loversな話を繰り返して描いているのだなと思った。不幸なめぐり合わせの恋人たち。つまり、

  • 猫でなければ
  • 遠く引き裂かれなければ
  • 塔に象徴される分裂がなければ
  • もっと強ければ

幸せでいられたはずなのに、という。
そしてそれでも、変わらない思いというのはあるはずだ、と主人公たちは信じている。新海誠は信じている、と言い換えてもいい。
なんだか、「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」みたいな話だと思った。

カンガルー日和 (講談社文庫)

カンガルー日和 (講談社文庫)

ありえないベラシーラ(追記:2007-02-21)

書き忘れたが、「雲の向こう、約束の場所」に出てくる手作り飛行機のベラシーラはちょっとありえない飛行機だ。

  • 翼が回転する
  • キャノビカバー一枚なのに与圧服も酸素マスクもなしで高空飛行できる
  • キャビンが広すぎる

東京から見えるくらい高い塔(それ自体あり得ないような気がするが、それはそういう設定なのでイイのだ!)のてっぺん付近を旋回しながら与圧服も酸素マスクもない。すごい。死ぬぞ。