ノートPCを4.0にアップグレード

FMV-BIBLONUIII13という古ーいノートPCにVine Linux 3.2を入れてIRCボットに使っていたのだが、今日4.0にアップグレードした。以下はその手順。

メディアの準備

dist-upgradeでは間違いなくHDDの容量が足りないので、まずアップグレード用にCD-Rを用意した。ミラーサイトからISOイメージをダウンロードしてきてCD-Rに焼いた。Seed環境でX-CD-Roastを使って焼いた。X-CD-Roastずいぶん久しぶりに使ったけど、だいぶ使い勝手が向上している。とくにセットアップがウィザード形式で最初に一通りやってしまえるのが良かった。

CD-Rからブート

BIOSで起動順を変更し、CD-Rからブートする。最初のブートメニューで

boot: linux text

と入力してテキストモードを選択。どっちみちRAMが不足してグラフィカルモードは使えないのだが。

インストールオプション

基本的にはほぼデフォルトのまま進行。既存のシステムを選択してアップグレード。ブートローダにはGRUBを選択してMBRにインストールした。
モニタ解像度は検出できなかったので手動で設定。どっちみちXは使わないし、グラフィカルモードのインストーラも動かせないので、どうでもいいのだが(w

リブート

粛々とパッケージのアップグレードが終了したらCD-Rが排出されるので、Enterキーを押してリブート。ちゃんとGRUBが立ち上がる。ブートシーケンスではkudzuが立ち上がったが、とりあえず設定はskipして次回以降設定ということにした。

依存の不整合を解決

リブート終了したら

# apt-get update
# apt-get -f dist-upgrade

で、不整合を解決して不足しているパッケージとアップグレードすべきパッケージをインストール。
なお、アップグレード対象にliloがあることに気づいた。もう使わないつもりなので削除した。

# apt-get remove lilo

またリブート

再度リブート。今度はkudzuに設定をお願いする。PCMCIAの*1無線LANカードの設定とキーボードの設定。
しかしkudzuの設定が災いしてeth0が立ち上がらなくなってしまった。ESSIDと暗号キーの設定が消えてしまったのが原因。古い設定を書き戻してifup。

# cd /etc/sysconfig/network-scripts
# mv ifcfg-eth0~ ifcfg-eth0
# ifup eth0
# ifconfig

うむ、きちんとeth0が立ち上がっていることを確認。これにて終了。

結果

特に問題なく使えている様子。CPUものろい(Pentiun MMX 133MHz)しHDDのアクセス速度も洒落にならないくらい遅いので起動には時間がかかる。ちなみにudevとkudzuではストールしたかと心配になるくらい長い沈黙がある。しかし気長に待てばきちんと起動します。sshtiarraも従来どおり使えてます。2.6カーネルもふつーに動いてます。

*1:udevで既に解決されている