<a href="http://opentechpress.jp/opensource/article.pl?sid=06/09/26/0227202&from=rss">「GPLv3は危険」〜複数のLinuxカーネル開発者が共同声明</a>

かみ合わない議論。前に進もうとするFSFと、そちらへは進みたくないLinuxカーネル開発陣。かみ合うわけがない。

そして声明文が指摘しているおそらく最も重要な点は、GPLv2において「(以降のバージョンのGPLも)その精神において現バージョンと同等のものになる」ということが約束されていたはずだという点だ。開発者たちによると、それにも関わらずDRM条項を追加するということは「これまでに寄与された作品のすべてを(DRM反対という)FSFの政治的な目的に役立てるために勝手に用いることに等しい」と言う。そしてそれは上記の約束をFSFは守るはずだと信頼していた者に対する「重大な裏切り行為」だとしている。

FSF側は「精神においては同等だ」と主張するのだろう。FSFの精神をみんな自分の期待する形に微妙に読みかえてここまで来たから、フリーソフトウェアオープンソースソフトウェアの齟齬があったり、GPLv3と相容れなかったりするんじゃないだろうか?
ここまできたら、もうGPLv3は今のドラフトの方向でリリースしてしまって、それがどの程度普及していくかで世界国民投票(大げさ)してみたらどうですかね。多分そんなに普及しないので、またGPLv4とか作って(まて