安全は経営努力で達成できるのか?
NHKスペシャル|高速ツアーバス 格安競争の裏で
高速バスって最近すげー安いんですね。東京−大阪4200円とか。まじですか。
高速バス運行の大手企業がバス会社をいくつか買収して下請けにしたり、旅行会社を通じて孫請けのバス会社からバスをチャーターしたりしてどんどん競争を促進していく。下請けはどんどん安い値段でバスを出さざるを得なくなり、本来2人乗せるべき運転手を1人にしたり、殺人的な運転スケジュールで対応していく。夜7時から朝7時まで交替で運転して、また夜7時から朝7時まで運転して帰ってくる。点検中に仮眠してまた夜7時から朝7時まで運転して、また夜7時から朝7時まで運転して帰ってくる。点検中に仮眠してまた夜7時から朝7時まで運転して、また夜7時から朝7時まで運転して帰ってくる。1日休み。これの繰り返し。家には月3度しか帰れない。帰る時間も惜しんで仮眠する。月給は32万円。死ぬって。
運行会社はもっとチャーター代を下げようとするが安全は確保しろという。安全に運行するためには人間に無理をさせられない、車体の点検だって手厚くやらなければいけない。その費用は安くて燃費がいいバスを韓国から買って捻出すればいいと自分でもバス会社を興してみせる。そんな投資ができるくらいなら苦労しないって。さらにコストが高く付く孫請けは切ってしまう。切られたバス会社は生き残るためもっと厳しい条件の仕事を請けなければいけなくなる。運転手は労組作ってチャーター代を規制するよう運輸局に訴えるが、法律的には安全確保はバス会社の責任だとはねつけられる。
そのうち大事故が起こって、バス会社何やっとんねんとか言われたら改めてこの番組を放送してほしい。悪いのは誰か。安ければそれでいいのか消費者よ。
気持ちは分かる
気持ちは分かる、と思っていたのだが、
母親は昨年12月30日午前5時から午後10時過ぎまで、当時住んでいた同アパートの自室に長男の猛成ちゃんを置き去りにした疑い。母親は猛成ちゃんと2人暮らしで、この日は友人と群馬県川場村へスノーボードをしに出かけていた。おにぎりなどを置き、施錠して外出した。
火災は同10時10分ごろ発生。約30平方メートルを焼き、4畳半の居間から猛成ちゃんの焼死体が見つかった。居間のこたつを誤ってひっくり返し、出火したとみられる。
やはり↓そういうことだったらしい。
一家が引っ越してきたのは、2年前。1年程前に父親は別居し、母子2人の生活になった。20歳で妊娠し、親の反対を押し切って結婚、出産した母親は、自力で育てていこうと時給の高い深夜の調理の仕事をしていた。
夕食と風呂の後に子どもを寝かせ、午後10時に出勤し、午前4時過ぎに帰宅。朝食を食べさせ、子どもと日中を過ごす。育児と仕事に明け暮れるなか、「自分で食べられるようになったし、一日くらい骨休みしたいと思った」と泣き崩れる母親を、警察は責める気になれなかったという。
男児は、乳幼児健診や予防接種を欠かさず、発達は普通だった。保育所の申請や行政への相談もなかったため、母子は「支援の必要な家庭」とは見なされない“普通の親子”だった。
「公的な支援を利用したことがない」という母親の話を聞き、同署は深夜や年末にも手ごろな金額で利用可能な託児施設を周辺で調べたが、一つもなかったという。
こういう、孤独な「普通の親子」をちゃんとケアできるような社会になって欲しい。どうしたらいいだろうか。生活保護?深夜育児?そんなものは、こうやって真っ当に子供を育てようとする「普通の親」には役に立たない。
誰が彼女を責められるだろうか。
ロシアの失敗ロケットブースターが爆発
ロケットの最終ブースターが突然、爆発を起こした理由については不明。ただし、考えられる原因としてデブリやマイクロ隕石に衝突した可能性が指摘されている。
とうとう、ケスラーシンドロームが現実のものに…(汁
少子化は悪いことじゃないんじゃないか
別に政府与党に肩入れするわけではないけど。
衆院予算委:野党、1週間ぶり復帰 少子化問題を集中審議
とりあえず脊髄反射で審議拒否しといて、世論が支持しないと判断すると手の平返して審議に戻る、という形で大事な通常国会期間を1週間無駄にする野党にはうんざりする。
少子化担当大臣としては夫婦が子供を平均2人以上作ってくれる世の中にするのが責務なのだから、2人以上作る方向へ持っていこうとすることになんの問題もないと思うが。それから2人以上生まない女性は健全じゃないとは誰も言ってない。ある論理の裏は必ずしも真ではない。対偶は真なので、「(大臣にとって)健全じゃない女性は2人以上産まない」ということだ。…でも、「健全」という語彙の選び方はまずいな(w
そんなことはともかく、本当に少子化はよくないことなんだろうか?経済がどうとかこうとかという問題をどうクリアするかさえきちんと道筋つけられれば、少子化でもたらされる人口減少は悪くないし、どう考えても日本の国土に1億2000万人は多すぎる。これ以上増やしてどうするんだ、というのは多くの人々が心の中で思っていることじゃないだろうか。というようなことを、↓この記事を読んで思った。
経済と消費の立場で人口の多寡と構成に危機感を持つよりも、豊かな自然を守りながら、個々の生活者の幸福を高めることをもっと議論されるべきではないかと思います。「少子化」が進んでいるのは、大多数の日本人にとって潜在意識の中で賛成していることが顕在化しているたのだと思います。