こんなにはっきり覚えていることはとても珍しい

夢を見た。

墜落しそうなジェット飛行機に乗って湖の上を飛んでいる。
湖岸の山肌にぶつかりそうー!と思っていると、そこにはなぜか冬山装備の自衛隊員たちがいて、飛行機に気づいて逃げようとしている。
急斜面を駆け上がって逃げていく人(なんで湖岸の方へ逃げないの?)、わずかな窪みに体を投げ出して伏せる人、そういうのをなぜか間近に見ているので、もう落ちるんだなーと思う。
しかし飛行機は急にエンジンの回転数を上げてそこを通り過ぎ、隊員たちは難を逃れるわけだが飛行機は機首を上げて山を越えたところで完全にバランスを失う。
飛行機はキリモミ状態になってぐるぐる回り、僕と隣の人は、あーぐるぐる回ってるねー、もう完全にダメだねー、と言いながら天井を見上げている。ぐるぐる。気がつくと僕はなぜかビデオカメラでその様子を撮影している。
ビデオカメラでキリモミ状態とかわからんでしょ、自分も回ってるのに、と思ったところで意識が途切れて、次の瞬間、どこだかわからない小部屋の中で目を覚ました。
そうか、意識が途切れると次の瞬間はもう意識が戻ってるんだ、というかあれ、俺生きてる、ここはどこ?と思う。飛行機にこんな広いスペースあったっけ?
隣の人と二人でそのスペースにいて、隣の人は完全に気を失っていて生死も定かではないのだけど、ほとんどそのことは気にかけず、やばい、航空燃料に火がついたら死んでしまう、逃げよう!と思って、運よく明るい方に横長のハッチのようなものがあるのを見つけて押し開けるとそこがちょうど地面になっていて(なんというご都合主義!)外に出られる!という時に
「あ、ビデオカメラ持っていかないと」
と思って、明らかにガス臭い中をいったん部屋に戻り、転がっていたビデオカメラをつかんで、でも隣の人は放置して自分だけ外に出ると、外は何か研究施設のようなベージュの建物の隣で、何で俺こんなとこにいるの?飛行機はどうなったの?

というところで目が覚めた。なんだそれ。