RubyKaigi2010に参加した(今日だけ)

仕事にケリがついていないのに強引に休んで今日だけRubyKaigi2010に参加してきた。

往路

準備万端整えたつもりだったが途中で糊を持ってくるのを忘れたことに気づいた。せっかく名札ジェネレータで印刷して切って準備した名札が使えないじゃないか、というわけで、北千住の駅にあったファミリーマートでスティックのりをゲット。
つくばエキスプレスはJRじゃないということを今日はじめて知った。
つくば駅についたのは11:15。時間が余り過ぎなので、駅の近くのショッピングモールに入ってフードコートでとんこつラーメンを食べた。

受付

つくば駅から結構歩いて(暑かった)国際会議場でチェックイン。受付でチケットを見せたらスポンサーは別の担当者のところへ回されて青い名札をもらった。ええー、赤がよかったなあ、Rubyなんだから…
早速作業台へ行き、紙を貼り付けて名札を作成。糊は寄付した。みんな使ってくれただろうか。
RubyKaigi2010の名札
フォントはもちろんVLゴシック。裏はみかちゃんだけど。
他にもノベルティをいただきました。
RubyKaigi2010手ぬぐい
なぜか手ぬぐい。後ほど角谷さんがこれをカッコよく頭に巻いている姿を目撃することになる。
RubyKaigi2010トートバッグ
トートバッグ。一澤信三郎帆布のトートバッグで馳せ参じたオレ涙目(わら
そしてiPhone無線LANに接続。準備完了。さて充電でもしておくかと思ってユニバーサルドックのケーブルを取り出したら、先端にコンセントが付いていなかったのであった…充電できないじゃん…大失敗…
あとで電器店を探すことにしてとりあえず大ホールへ移動。

オープニング

実行委員長の高橋さんの開会宣言に続いて角谷さんの注意事項説明。全部日本語だったが@lchinさんが頑張って翻訳していた。@lchinさんはその後も大ホールの翻訳担当として頑張っておられました。
ゴミは全部持ち帰りましょう。

Conflicts and Resolutions in Ruby and Rails

Jeremy Kemperさんは来れなかったがその代わりに別のRailsコミッタ2人とまつもとゆきひろさんと松田さんと実行委員長の高橋さんと@lchinさんとのRails3の開発秘話的なセッション。たこ焼き仮面ことAaron PattersonさんはRubyRails両方のコミット権を持っている。パッチとテストを大量に投稿し続けたら面倒臭がってコミット権をくれたらしい。どれだけ投稿したんだ。
AaronさんはRubyの開発は日本語メインなので英語が母国語の人にとっては言語の壁があるということを何度も繰り返して強調していた。Railsは逆に日本人コミッタがいない。言語の壁。
途中未発表のRuby2.0の仕様がバレたりしたのも面白かった。
@lchinさんが日→英、まつもとさんが英→日の通訳を担当。
途中から高橋実行委員長は置物と化していた。お疲れだった模様。

ラーメン

中ホールへの移動の途中に限定版を1箱だけ買った。あまりたくさん買うと日曜日までに全部無くなっちゃうもんね。まだまだたくさん売れ残ってました。

Feels Like Ruby

WebアプリケーションのJavaScript部分はなんでみんなテストしないの?ちゃんとやろうよ。というわけでJasmineつくったよ、という紹介。文法がRSpecぽくてよさげ。冒頭の自己紹介を一生懸命日本語でやってくれたのが印象的だった。

User Experience for Library Designers

使ってもらえるライブラリを開発するための心得。仕様をコロコロ変えない一貫性、貢献者を大事にすること、ドキュメントをしっかり書く、チュートリアルを整備する、本来の機能に特化する、などなど。最後のFall Gracefullyってどういうこと?というのがよくわからなかった。というかこの人のプレゼンは文字がほとんどなくてキーワードときれいな写真、あとは全部べシャリだけだった。それはプレゼントしてどないやねん。言語の壁を感じた。

買い物

割と早めに休憩時間に突入したのでここぞとばかりに電器店を探しに行った。さんざん歩きまわった挙句、会議場のすぐそばにコジマ電気があるという体たらく。USB充電アダプタを買って帰った頃には休憩時間後最初のセッションがほぼ終わっていた。
仕方がないのでただでは転ばないぞと、ジュンク堂書店RubyKaigi店でメタプログラミングRubyを購入。

メタプログラミングRuby

メタプログラミングRuby


ジュンク堂書店RubyKaigi店で買ったメタプログラミングRuby
帰りの電車の中で少し読んだけど、Rubyのかゆいところに手届いた説明が素晴らしいと思った。まだ読み終わってないけど、Rubyでコード書けるけどいまいち動作を理解している気がしない、という人に強くオヌヌメしておく。

Head First ふつうのシステム開発

永和システムマネジメントの人々がお昼休みに何をしているのか?じゃなかった、RubyRSpecでどのようにスクラム回してシステム開発をしているのか、というライブデモ。
むちゃぶりを繰り返す@kakutaniに淡々と答える@ursm、暇を持て余すスクラムマスター@nawoto、という構図。きっとふだんからそんな感じなんだろうなと微笑ましく見ていた。
デモはサクサクと進んで、リハーサル(わら)で出なかったバグも出ながらも予定時間より早く終わった。
小さめの会議室がギャラリーでいっぱいになって通路に座り込んだり立ち見する人まで出る盛況ぶり。みんな永和が好きすぐる。

Rubyで作るDSLの基礎

株式会社万葉の社員が別々の会場で3人同時にスピーカーといいう、まさに万葉のターン。
メタプログラミングRubyを買ったばかりのせいか、非常にタイムリーに頭に入ってきた。DSL書いて仕事楽にできないかな、などと考えたりもした。

君のクラスの最高の偽物

前田修吾さんの発表。クラスへのメソッド追加をスコープの中だけで閉じておくために、MRIの実装に手を入れたという話。いや、メソッドをオーバーライドしなければいいだけのような話がするけど。classboxの論文読んでないから狙いが良くわからないんだろうなと思った。ていうかわかった気にさせない発表ってどうなんですか。

総括

スタッフの皆さんお疲れ様です。お金(Individual Sponsor)くらいしか協力できなくてごめんなさい。
あと、アジャイルレトロスペクティブズに児玉サヌールさんのサインが貰えなかったことが心残り。IRCのログで見かけたから会場にはいたのだと思うが発見できなかったのが返す返すも残念無念。また次の機会に。