地球と一緒に頭も冷やせ!

お前らエコエコ言う前にこれだけは読んどけ!

地球と一緒に頭も冷やせ! 温暖化問題を問い直す

地球と一緒に頭も冷やせ! 温暖化問題を問い直す

  • ホッキョクグマが死ぬのがいやなら、密漁を取り締まった方が効率的
  • 暑さで死ぬ人の増加よりも、寒さで死ぬ人の減少の効果のほうが大きい
  • 今のまま地球温暖化が進むと、100年後には気温が2.6度上がるが、京都議定書を完全に履行しても、100年後に気温は2.42度上昇する
  • 100年後の水位上昇は29センチメートル
  • これで大被害を受けるような標高の低い国家には、堤防を築いたほうが効果は絶大
  • 南極大陸は気温が非常に低いので、多少気温が上がっても氷は解けない
  • 南極大陸で気温が上昇しているのは南極半島だけで、大陸の大部分ではむしろ気温が下がっている
  • コウテイペンギンの個体数はある1箇所の生息地で一度だけ激減したがその後安定している。他の40くらいの生息地では目立った変化はない。アデリーペンギンはむしろ増えている
  • 過去60万年くらいの温度とCO2の推移を見ると、温度が上がってからCO2が増え、温度が下がってからCO2が減っている。周期のずれは200年から6000年程度
  • そもそも何千万年も前には気温もCO2濃度も今よりずっと高かったが、動植物は繁栄していた
  • 先進国で温室効果ガスを削減するために莫大な費用を使うと、貿易規模が小さくなって発展途上国の経済状況が悪化し、マラリアによる死者が増える。同じ金でマラリア対策と食料生産の技術援助を与えれば、発展途上国は経済的にもっと発展して地球全体の経済規模が成長する

いい加減列挙するのがしんどくなってきたので後はこの本を読んでください。要するにこの本が繰り返し示しているのは、温室効果ガスの削減に莫大な費用を使うくらいなら、その金でもっと効果的に世界をすみよいものにできる、ということです。