学歴がどうとかこうとか

最終学歴が中学だとか高校だとか大学だとか東大だとか、そんなのを理由に人をどうこう言っているのは、要するに相手を尊敬できるかできないかという自分の判断を学歴を物差しにして正当化しているに過ぎない。
ましてやわざわざ相手に学歴を尋ねるとか自分の最終学歴を問わず語りするのは大変に底の浅い人間であることをわざわざさらけ出す愚かな行為だと思う。例えば初対面でいきなりそういう話を振ってくる人がいるが、もうそれだけで「この人とは付き合えない」と思ってしまう。
ちゃんと「こういう人だから尊敬できる」とか「こういう人だから嫌い」とか理由をいう方がよっぽどまともだし、そういうものの言い方はその人の判断基準として尊重できる。
もちろん世の中には学歴をフィルタにして相手を判断するヒトもいるので、学歴があるに越したことはないが、でも自分に関しては、相手の学歴とかはっきり言ってどうでもいい。学歴と人に対する尊敬度の間には信頼できる相関はないと思っている。
中学校を出ていきなり職人の道へ飛び込んで名を成すヒトもいれば、痴漢で失職する大学教授もいる。同じ大学の同級生の中にも好きになれる人、嫌いな人、今でも付き合いのある人、いろんな人がいる。
技術職で実績を残す人だって、庶務のエキスパートが旅費精算をさくっとやってくれるからこそ技術に専念できる。ワタシはそういう書類の仕事とかもう致命的にダメなので、庶務のエキスパートとか、契約書類をガシガシ書いて客先と交渉して話をまとめてくる営業の人とか、もう純粋に尊敬する。特に今の職場の庶務さんは貴重な戦力としてちゃんと厚遇してあげて欲しいと思う。派遣会社の給料よりももっといい待遇を提示して正社員になってもらったほうがいいんじゃないかと思っている。
そういうことだ。
と、ここまで読んで、「じゃあ偉そうにそういうオマエはどこの出身なんだよ」と思ったアナタ、アナタも学歴偏重な人です。自覚してください。
そうそう、先日職場で「君は○○大学出身で優秀なんだからもっと自分に自信を持って云々」と言われてカチンときた。それはつまり、どこかに自信持っちゃいけない大学があるってことですよね。やっぱり身近にもそういう価値観の人がいるのだ。笑える。ははは(遠い目