ツォツィ

副題:突然の断章がなぜかすがすがしい件について

ツォツィ

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映画は観ていないが原作も多分に映像的。多分映画にはしやすいだろうなと思う。
アパルトヘイト時代のアフリカでスラム街に暮らす身寄りのない少年が、ある出来事をきっかけにして封印されていた記憶を取り戻し、人生を取り戻していく。そして突然の断章。
しかしこの終わり方はなぜかとてもすがすがしい。それは多分、この作品が十分に一人の少年の生を描ききり、「生きることの意味とは何か」という問いへの答えの一例をはっきりと提示することに成功しているからだと思う。読み終わったときに「なるほど」と頷ける本というのもなかなか珍しいのではないか。
生きることの意味とは何か。知りたい人は読んでください。