気持ちは分かる

気持ちは分かる、と思っていたのだが、

母親は昨年12月30日午前5時から午後10時過ぎまで、当時住んでいた同アパートの自室に長男の猛成ちゃんを置き去りにした疑い。母親は猛成ちゃんと2人暮らしで、この日は友人と群馬県川場村スノーボードをしに出かけていた。おにぎりなどを置き、施錠して外出した。
火災は同10時10分ごろ発生。約30平方メートルを焼き、4畳半の居間から猛成ちゃんの焼死体が見つかった。居間のこたつを誤ってひっくり返し、出火したとみられる。

やはり↓そういうことだったらしい。

一家が引っ越してきたのは、2年前。1年程前に父親は別居し、母子2人の生活になった。20歳で妊娠し、親の反対を押し切って結婚、出産した母親は、自力で育てていこうと時給の高い深夜の調理の仕事をしていた。
夕食と風呂の後に子どもを寝かせ、午後10時に出勤し、午前4時過ぎに帰宅。朝食を食べさせ、子どもと日中を過ごす。育児と仕事に明け暮れるなか、「自分で食べられるようになったし、一日くらい骨休みしたいと思った」と泣き崩れる母親を、警察は責める気になれなかったという。
男児は、乳幼児健診や予防接種を欠かさず、発達は普通だった。保育所の申請や行政への相談もなかったため、母子は「支援の必要な家庭」とは見なされない“普通の親子”だった。
「公的な支援を利用したことがない」という母親の話を聞き、同署は深夜や年末にも手ごろな金額で利用可能な託児施設を周辺で調べたが、一つもなかったという。

こういう、孤独な「普通の親子」をちゃんとケアできるような社会になって欲しい。どうしたらいいだろうか。生活保護?深夜育児?そんなものは、こうやって真っ当に子供を育てようとする「普通の親」には役に立たない。
誰が彼女を責められるだろうか。