<a href="http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20060428/236610/">全事務職員がLinuxデスクトップを使用している町役場</a>

栃木県二宮町の事例。

他の自治体は規模が大きいこともあるが一部部署への導入にとどまる。役場全体でLinuxデスクトップに移行するのは二宮町だけだ。 正確には,税務や住基ネットなどの端末として使用しているパソコンは既存のWindowsマシンを継続して使用するが,そのほかの事務用デスクトップ・パソコンは町長のものも含め,すべてLinuxに取り替える。
(中略)
どうしてもWindowsが必要な時のために,各課には古いWindowsマシンが残してある。これらは,各LinuxマシンからVNCと呼ぶオープンソース・ソフトウエアを使ってリモート・コントロールできるが,「Windows機に貼りついている職員はいない」

これがうまく機能しているのは、「全事務職員が使っている」からだと思う。もし、例えばWindowsとLinux半々だったりすると、文書の雛型を各々2つ用意しなければいけなくなったり、対応ブラウザの動作確認の手間が増えたり、他の職員が作成した電子データを閲覧できなかったり、いろいろと面倒が生じて結局元に戻しただろう。
全員が一斉に移行してしまえば、そのような問題は全て発生し得ないので、あとはこの記事にあるように「慣れ」の問題だと思う。実際ワタシも仕事でWindowsを使うのは、他の人が読み書きできるようにWordやExcelを使いたいときだけだ。切り替えるのは面倒臭いし、いちいち両方から見れるようにVFATパーティションを用意したり、それなりの準備が必要なので、みんなLinuxだったら面倒少ないのになあとか思う今日このごろ、みなさんいかがお過ごしですか?