学歴に何を見いだすか

受験勉強ができることって、そこまで問題解決能力に直結する素晴らしいものなのですか?社会に出ていない人間が言うのもなんですが、それもビジネスシーンに現れる問題を解決するのにそんなに役立ちます?

まあワタシも高学歴の人間さえ採用していれば問題ない、などとは思わないが、しかし受験勉強ができること、言い替えるとより偏差値の高い大学へ入学したこと*1は一定の指標になる。なるからこそ今でも履歴書の学歴でスクリーニングが行われるのだ。

学歴で何をスクリーンするのか。その答えは上のブログがリンクしている元記事に上手く書かれている。

受験勉強ってのは、つまらなくても興味なくても、知識仕入れてコツコツ問題を解く作業なわけで、それが忍耐強くできる能力ってのは仕事でも十分に役立つというか、普通の仕事ならそれで十分だ。

これに付け加えるなら、自分で課題を設定して計画を立案し、きちんとクリアしていく能力、ということになるだろうか。高学歴の新人を採用すれば、学歴を無視するよりはそのような能力を持った新人である可能性が高くなるのだ。確か、ドラゴン桜にもそういう説明で「だから東大に入ることには意味がある」みたいな説明があったように記憶している。

ドラゴン桜(1) (モーニングKC (909))

ドラゴン桜(1) (モーニングKC (909))


もちろん、そういう能力よりもスペシャリティを重視する企業もあるだろう。それはそれでよい。その企業にとって必要な人員を採用すればいいのだから。
結局のところ、就職活動で大事なのは、

  • 自分にはどのような能力があって
  • どの企業がそれを求めているのかを見いだし
  • それを企業(の採用担当者)に正確にアピールする

ということなのではないだろうか。ワタシ自身が就職活動に取り組んでからずいぶん年月が経ってしまったので確信を持てないのだが、そういうところは特に変わってない…よね?少なくともワタシの職場はそういう職場だ。

*1:卒業したこと、ではない。日本の大学は卒業するのはすごく簡単なのでそこに大した価値はない。まあ敢えて価値を見いだすならきちんと単位取って無難に卒業できた、というタスク処理能力かも。